消防設備点検を初めて実施されるお客様には、まず点検から報告までの簡単な流れと点検内容についてご説明させていただきます。
その後に、点検日程をご相談・ご調整をさせていただきます。
建物に設置されている各消防用設備を点検させていただきます。
設置されている設備によっては、各部屋にご入室させていただく必要があるなど、入居者様にご理解・ご協力いただく必要もあります。
点検を実施した各消防用設備の点検票を作成します。
建物の規模にもよりますが、点検票作成まで約10日間の日数が必要となります。
点検の結果で不備が発見された場合は、不備改修のための御見積書を作成します。
御見積書をお渡しの際に、不備内容をできるだけ丁寧にご説明させていただきます。
所轄消防署へ点検票を提出・申請します。
消防署の受付完了後、お客様控え用の副本をお渡しさせて頂きます。
物販店舗・病院など不特定多数が出入りする建物は、「特定防火対象物」といい、 1年に1回の報告義務が定められています。
マンション・工場などは「非特定防火対象物」といい、 3年に1回の報告義務が定められています。
消防用設備について
消火器具
初期消火に有効で、一番身近な設備かと思います。一般的な消火器は、ABC粉末消火器タイプですが、粉末タイプの他に、強化液や二酸化炭素など様々な消火薬剤の消火器があります。
自動火災報知設備
多くの建物に設置されている設備で、「警報設備」の1つです。
感知器の作動や発信機の操作により、非常ベルが鳴動する設備です。
誘導灯
災害時に安全な屋外へ避難するための目印となる設備で、「避難設備」の1つです。
飲食店、物販店舗等こちらも多くの建物に設置されている設備です。
屋内消火栓設備
消火ポンプにより消火活動ができる設備で、「消火設備」の1つです。
消火器は初期消火にしか有効ではありませんが、この屋内消火栓設備は、初期消火以外にも有効とされています。
スプリンクラー設備
火災を感知し、自動的に放水する消火に極めて有効な設備で、「消火設備」の1つです。
規模が大きい店舗や福祉施設などの建物に設置されている設備です。
火炎伝送防止用自動消火装置
あまり一般的ではない設備ですが、厨房内のダクト・フードに設置されている設備で、厨房火災にとても有効な設備です。
上記設備のほかに、
- 非常用放送設備
- 避難器具
- 連結送水管
- 泡消火設備
- 屋外消火栓設備
- 移動式粉末消火設備
- 非常コンセント設備
など様々な消防用設備が存在します。